IT・通信

Vol.14

Vol.14 久留米市通町の灯野サービスが在庫連携APIで品質を落とさない判断

2026年1月19日

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PROFILE

会社名:株式会社灯野サービス

代表者名:緒方 麻衣

所在地:福岡久留米市通町

設立年:2013年

従業員数:21名

事業内容:在庫連携API、保守用ダッシュボード、地域企業向けの相談対応

サイト:vol14-it.example.jp

取材に訪れたのは午前8時過ぎ。株式会社灯野サービスの保守用モニターでは、在庫連携APIを待つ小さな列ができていました。緒方 麻衣代表は、数字より先に現場の表情を見ます。

会社の癖が見えた最初の失敗

株式会社灯野サービスの創業から数年は、来た仕事を断らないことが正しいと思っていました。ところが2015年の春、在庫連携APIの納期が三件重なり、保守用モニターに残ったメモだけでは段取りを戻せなくなりました。

——受ける仕事を変えたきっかけは。
緒方 麻衣氏: 「きっかけは格好いいものではありません。保守契約の説明を変えたあと、予定表より人の顔を先に見るようになりました。在庫連携APIは段取りの乱れがすぐ表に出ます。小さい会社ほど、無理の出どころをごまかせません」

転機は、大きな投資より小さな線引きだった

株式会社灯野サービスでは、案件ごとの採算だけでなく、準備にかかる手間、担当者の得意不得意、翌週に残る疲れまで見ます。たとえば在庫連携APIの依頼でも、短納期で説明が薄いものは一度立ち止まる。逆に保守用ダッシュボードのように小さく見える相談でも、次の関係につながるものは丁寧に拾います。

保守用モニターにある表は、外から見るとただの走り書きです。納期、数量、連絡待ち、迷った理由。そこに整った言葉はありません。けれど緒方 麻衣代表は「書いた本人が翌週読めるなら十分」と言います。判断を飾らず残すことが、同じ迷いを減らしています。

こだわりは、説明よりも段取りに出る

——スタッフの声はどう拾っていますか。
緒方 麻衣氏: 「最初は手順書を厚くしようとしました。でも読まれないんです。今は、要件を一枚の画面に戻すことから始めています。写真一枚、短い一文、朝礼での確認。それくらい小さくしないと続きません」

この日、株式会社灯野サービスでは在庫連携APIの相談が二件重なっていました。緒方 麻衣代表は順番を決める前に、誰が何を見落としそうかを聞きます。予定表より先に迷いを出す。そこが現場を軽くしています。

次に残したい仕事、残さない仕事

株式会社灯野サービスが次に進めたいのは、福岡周辺の小さな会社同士で、困った時に仕事を回し合える関係づくりです。ただし、緒方 麻衣代表は拡大を急ぎません。福岡で今の顧客が困った時に思い出せる状態を保つ。そこで無理をすると、会社の声が薄くなるからです。

——次の10年で残したい景色は何ですか。
緒方 麻衣氏: 「急ぐ時ほど、何をしないかを決めます。久留米市通町の仕事は顔が近いので、無理をするとすぐ伝わります。長く続けたいなら、背伸びより約束を守る方が先です」

最後に見たのは、保守用モニターに貼られた古いチェック表でした。新しい仕組みではありません。それでも緒方 麻衣代表は「残っているものには理由がある」と言います。大げさに語らない強さが、そこにありました。

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