設備・建築

Vol.47

Vol.47 加古川市平岡町の澄川パートナーズが空調更新で選ばれ続ける理由

2025年10月15日

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PROFILE

会社名:株式会社澄川パートナーズ

代表者名:新堂 大地

所在地:兵庫加古川市平岡町

設立年:1999年

従業員数:13名

事業内容:空調更新、電気容量の見直し、地域企業向けの相談対応

サイト:vol47-construction.example.jp

加古川市平岡町の軽トラックの荷台で、新堂 大地代表は空調更新の納品前チェックをしていました。派手な発表はありません。けれど、職人の勘をチェック表に落とすという一つの癖に、この会社の続け方が出ています。

順調ではなかった創業期の話

新堂 大地代表が覚えている最初の違和感は、月末の売上表ではなく、朝の空気に出たと言います。10月のある週、スタッフが誰も口を開かず、軽トラックの荷台の確認だけが増えました。代表はそこで仕事の受け方を見直しました。

——会社の方向を決め直した瞬間はありますか。
新堂 大地氏: 「狙っていたというより、現場監督を一人にしない体制にしたことが先でした。売上だけ見れば痛かったです。でも、そこで受け方を変えなければ、13人の会社なのに一人の我慢で回す形になっていたと思います。今は月末に7項目だけ、現場のメモを見返します」

断る仕事を決めてから、現場が落ち着いた

株式会社澄川パートナーズでは、案件ごとの採算だけでなく、準備にかかる手間、担当者の得意不得意、翌週に残る疲れまで見ます。たとえば空調更新の依頼でも、短納期で説明が薄いものは一度立ち止まる。逆に電気容量の見直しのように小さく見える相談でも、次の関係につながるものは丁寧に拾います。

軽トラックの荷台にある表は、外から見るとただの走り書きです。納期、数量、連絡待ち、迷った理由。そこに整った言葉はありません。けれど新堂 大地代表は「書いた本人が翌週読めるなら十分」と言います。判断を飾らず残すことが、同じ迷いを減らしています。

任せる前に、判断の順番をそろえる

——現場のこだわりは、どの部分に出ますか。
新堂 大地氏: 「最初は手順書を厚くしようとしました。でも読まれないんです。今は、職人の勘をチェック表に落とすことから始めています。写真一枚、短い一文、朝礼での確認。それくらい小さくしないと続きません」

取材中にも、スタッフが空調更新について短く確認しました。新堂 大地代表は結論を急がず、前回の記録を一緒に探します。正解より先に、判断の順番をそろえる。その数分が、あとで大きな手戻りを防いでいます。

これからと、地域へのメッセージ

次に手をつけるなら、加古川市平岡町の顧客から来る細かな相談を、担当者任せにしない受付の形づくりだと話します。とはいえ、株式会社澄川パートナーズは広告を急に増やすつもりはありません。空調更新を頼む人が「前にも聞いてくれた」と思える距離を、先に守りたいからです。

——急がない経営をどう捉えていますか。
新堂 大地氏: 「大きく見せるより、明日も同じ温度で軽トラックの荷台に立てることだと思います。空調更新は速さだけで勝てない場面が多いです。断る理由、待ってもらう理由、もう一度頼まれる理由を、自分たちの言葉で持っておきたいです」

取材後、軽トラックの荷台では次の空調更新の準備が始まっていました。声は大きくありません。けれど、株式会社澄川パートナーズでは誰が何を確認するかが自然に決まっていました。兵庫の小さな事業として見た時の現実味があります。

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