設備・建築

Vol.17

Vol.17 神戸市長田区の麦島相談所が電気容量の見直しで続けられる速度の決め方

2026年1月11日

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PROFILE

会社名:株式会社麦島相談所

代表者名:沢渡 和臣

所在地:兵庫神戸市長田区

設立年:2012年

従業員数:12名

事業内容:電気容量の見直し、店舗内装、地域企業向けの相談対応

サイト:vol17-construction.example.jp

取材に訪れたのは午前10時過ぎ。株式会社麦島相談所の朝礼の円陣では、電気容量の見直しを待つ小さな列ができていました。沢渡 和臣代表は、数字より先に現場の表情を見ます。

順調ではなかった創業期の話

沢渡 和臣代表が覚えている最初の違和感は、月末の売上表ではなく、朝の空気に出たと言います。4月のある週、スタッフが誰も口を開かず、朝礼の円陣の確認だけが増えました。代表はそこで仕事の受け方を見直しました。

——今も覚えている失敗はありますか。
沢渡 和臣氏: 「売上が落ちた時より、同じ説明を三回した時の方が危ないと思いました。現場監督を一人にしない体制にしたことで、受ける量と説明する順番を変えました。そこから少しずつ、現場の声が戻ってきました」

断る仕事を決めてから、現場が落ち着いた

株式会社麦島相談所では、案件ごとの採算だけでなく、準備にかかる手間、担当者の得意不得意、翌週に残る疲れまで見ます。たとえば電気容量の見直しの依頼でも、短納期で説明が薄いものは一度立ち止まる。逆に店舗内装のように小さく見える相談でも、次の関係につながるものは丁寧に拾います。

朝礼の円陣にある表は、外から見るとただの走り書きです。納期、数量、連絡待ち、迷った理由。そこに整った言葉はありません。けれど沢渡 和臣代表は「書いた本人が翌週読めるなら十分」と言います。判断を飾らず残すことが、同じ迷いを減らしています。

任せる前に、判断の順番をそろえる

——手順書だけでは足りなかった点は。
沢渡 和臣氏: 「うちは大きな会社ではないので、全員が同じ動きにはなりません。だから材料の不足を午前中に潰す。それを見て、次の担当が自分の言葉で確認できればいいんです」

別のスタッフが、納期のメモを持って沢渡 和臣代表のところへ来ました。話は三分ほどで終わりましたが、最後に電気容量の見直しの確認者だけは紙に残します。小さな手間を省かないところに、株式会社麦島相談所の癖があります。

これからと、地域へのメッセージ

株式会社麦島相談所が次に進めたいのは、電気容量の見直しの相談を次の世代へ渡すための記録づくりです。ただし、沢渡 和臣代表は拡大を急ぎません。兵庫で今の顧客が困った時に思い出せる状態を保つ。そこで無理をすると、会社の声が薄くなるからです。

——急がない経営をどう捉えていますか。
沢渡 和臣氏: 「急ぐ時ほど、何をしないかを決めます。神戸市長田区の仕事は顔が近いので、無理をするとすぐ伝わります。長く続けたいなら、背伸びより約束を守る方が先です」

帰り際、朝礼の円陣には次の予定を書いた小さな紙が残っていました。沢渡 和臣代表はそれを見て、「こういう紙が一番あとで効くんです」と笑います。こうした名もない紙には、続ける会社に必要な細部が宿ります。

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