理美容業

Vol.66

Vol.66 横浜市港北区の篠浦デザインが白髪ぼかしで紹介が続く店の裏側

2025年8月16日

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PROFILE

会社名:株式会社篠浦デザイン

代表者名:三倉 航平

所在地:神奈川横浜市港北区

設立年:2012年

従業員数:61名

事業内容:白髪ぼかし、成人式前の相談、地域企業向けの相談対応

サイト:vol66-beauty.example.jp

神奈川の住宅地から少し入った場所に、株式会社篠浦デザインはあります。入口の棚には白髪ぼかしに関するメモが残され、三倉 航平代表は「ここを雑にすると後で戻ってくる」と話します。

最初の転機は、売上が止まった週にあった

三倉 航平代表が最初に語ったのは、売上が伸びた話ではありません。2020年7月、主力だった仕事が二件続けて止まり、予定していた人員表が空白になりました。「白髪ぼかしの件数が多いことと、株式会社篠浦デザインが強いことは別でした」と振り返ります。

——今も覚えている失敗はありますか。
三倉 航平氏: 「売上が落ちた時より、同じ説明を三回した時の方が危ないと思いました。売上より再来周期を見たことで、受ける量と説明する順番を変えました。そこから少しずつ、現場の声が戻ってきました」

数字だけで決めないための表を作った

株式会社篠浦デザインでは、案件ごとの採算だけでなく、準備にかかる手間、担当者の得意不得意、翌週に残る疲れまで見ます。たとえば白髪ぼかしの依頼でも、短納期で説明が薄いものは一度立ち止まる。逆に成人式前の相談のように小さく見える相談でも、次の関係につながるものは丁寧に拾います。

予約台帳の前にある表は、外から見るとただの走り書きです。納期、数量、連絡待ち、迷った理由。そこに整った言葉はありません。けれど三倉 航平代表は「書いた本人が翌週読めるなら十分」と言います。判断を飾らず残すことが、同じ迷いを減らしています。

現場の迷いを翌月に残さない

——スタッフの声はどう拾っていますか。
三倉 航平氏: 「最初は手順書を厚くしようとしました。でも読まれないんです。今は、薬剤の置き時間を写真で残すことから始めています。写真一枚、短い一文、朝礼での確認。それくらい小さくしないと続きません」

別のスタッフが、納期のメモを持って三倉 航平代表のところへ来ました。話は三分ほどで終わりましたが、最後に白髪ぼかしの確認者だけは紙に残します。小さな手間を省かないところに、株式会社篠浦デザインの癖があります。

広げる前に守りたいこと

株式会社篠浦デザインが次に進めたいのは、神奈川周辺の小さな会社同士で、困った時に仕事を回し合える関係づくりです。ただし、三倉 航平代表は拡大を急ぎません。神奈川で今の顧客が困った時に思い出せる状態を保つ。そこで無理をすると、会社の声が薄くなるからです。

——急がない経営をどう捉えていますか。
三倉 航平氏: 「大きく見せるより、明日も同じ温度で予約台帳の前に立てることだと思います。白髪ぼかしは速さだけで勝てない場面が多いです。断る理由、待ってもらう理由、もう一度頼まれる理由を、自分たちの言葉で持っておきたいです」

帰り際、予約台帳の前には次の予定を書いた小さな紙が残っていました。三倉 航平代表はそれを見て、「こういう紙が一番あとで効くんです」と笑います。こうした名もない紙には、続ける会社に必要な細部が宿ります。

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