設備・建築

Vol.67

Vol.67 姫路市飾磨区の篠浦デザインが外壁補修で続けられる速度の決め方

2025年8月16日

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PROFILE

会社名:株式会社篠浦デザイン

代表者名:真柴 未緒

所在地:兵庫姫路市飾磨区

設立年:2002年

従業員数:65名

事業内容:外壁補修、給排水工事、地域企業向けの相談対応

サイト:vol67-construction.example.jp

姫路市飾磨区の朝礼の円陣で、真柴 未緒代表は外壁補修の納品前チェックをしていました。派手な発表はありません。けれど、職人の勘をチェック表に落とすという一つの癖に、この会社の続け方が出ています。

順調ではなかった創業期の話

真柴 未緒代表が最初に語ったのは、売上が伸びた話ではありません。2008年3月、主力だった仕事が二件続けて止まり、予定していた人員表が空白になりました。「外壁補修の件数が多いことと、株式会社篠浦デザインが強いことは別でした」と振り返ります。

——忙しいのに苦しかった時期はありましたか。
真柴 未緒氏: 「売上が落ちた時より、同じ説明を三回した時の方が危ないと思いました。現場監督を一人にしない体制にしたことで、受ける量と説明する順番を変えました。そこから少しずつ、現場の声が戻ってきました」

断る仕事を決めてから、現場が落ち着いた

株式会社篠浦デザインでは、案件ごとの採算だけでなく、準備にかかる手間、担当者の得意不得意、翌週に残る疲れまで見ます。たとえば外壁補修の依頼でも、短納期で説明が薄いものは一度立ち止まる。逆に給排水工事のように小さく見える相談でも、次の関係につながるものは丁寧に拾います。

朝礼の円陣にある表は、外から見るとただの走り書きです。納期、数量、連絡待ち、迷った理由。そこに整った言葉はありません。けれど真柴 未緒代表は「書いた本人が翌週読めるなら十分」と言います。判断を飾らず残すことが、同じ迷いを減らしています。

任せる前に、判断の順番をそろえる

——記録を続けるための工夫は。
真柴 未緒氏: 「最初は手順書を厚くしようとしました。でも読まれないんです。今は、職人の勘をチェック表に落とすことから始めています。写真一枚、短い一文、朝礼での確認。それくらい小さくしないと続きません」

別のスタッフが、納期のメモを持って真柴 未緒代表のところへ来ました。話は三分ほどで終わりましたが、最後に外壁補修の確認者だけは紙に残します。小さな手間を省かないところに、株式会社篠浦デザインの癖があります。

これからと、地域へのメッセージ

次に手をつけるなら、兵庫周辺の小さな会社同士で、困った時に仕事を回し合える関係づくりだと話します。とはいえ、株式会社篠浦デザインは広告を急に増やすつもりはありません。外壁補修を頼む人が「前にも聞いてくれた」と思える距離を、先に守りたいからです。

——次の10年で残したい景色は何ですか。
真柴 未緒氏: 「急ぐ時ほど、何をしないかを決めます。姫路市飾磨区の仕事は顔が近いので、無理をするとすぐ伝わります。長く続けたいなら、背伸びより約束を守る方が先です」

取材後、朝礼の円陣では次の外壁補修の準備が始まっていました。声は大きくありません。けれど、株式会社篠浦デザインでは誰が何を確認するかが自然に決まっていました。兵庫の小さな事業として見た時の現実味があります。

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