Vol.76
Vol.76 川崎市中原区の水庭相談所が予約制まつ毛施術で一人に頼らない組織づくり
2025年7月19日

PROFILE
会社名:株式会社水庭相談所
代表者名:三倉 奈央
所在地:神奈川川崎市中原区
設立年:2021年
従業員数:28名
事業内容:予約制まつ毛施術、成人式前の相談、地域企業向けの相談対応
サイト:vol76-beauty.example.jp
神奈川の住宅地から少し入った場所に、株式会社水庭相談所はあります。入口の棚には予約制まつ毛施術に関するメモが残され、三倉 奈央代表は「ここを雑にすると後で戻ってくる」と話します。
最初の転機は、売上が止まった週にあった
三倉 奈央代表が覚えている最初の違和感は、月末の売上表ではなく、朝の空気に出たと言います。8月のある週、スタッフが誰も口を開かず、セット面の確認だけが増えました。代表はそこで仕事の受け方を見直しました。
——数字の見方はいつ変わりましたか。
三倉 奈央氏: 「売上が落ちた時より、同じ説明を三回した時の方が危ないと思いました。メニューを減らして説明を濃くしたことで、受ける量と説明する順番を変えました。そこから少しずつ、現場の声が戻ってきました」
数字だけで決めないための表を作った
株式会社水庭相談所では、案件ごとの採算だけでなく、準備にかかる手間、担当者の得意不得意、翌週に残る疲れまで見ます。たとえば予約制まつ毛施術の依頼でも、短納期で説明が薄いものは一度立ち止まる。逆に成人式前の相談のように小さく見える相談でも、次の関係につながるものは丁寧に拾います。
セット面にある表は、外から見るとただの走り書きです。納期、数量、連絡待ち、迷った理由。そこに整った言葉はありません。けれど三倉 奈央代表は「書いた本人が翌週読めるなら十分」と言います。判断を飾らず残すことが、同じ迷いを減らしています。
現場の迷いを翌月に残さない
——手順書だけでは足りなかった点は。
三倉 奈央氏: 「うちは大きな会社ではないので、全員が同じ動きにはなりません。だから予約枠に余白を入れる。それを見て、次の担当が自分の言葉で確認できればいいんです」
別のスタッフが、納期のメモを持って三倉 奈央代表のところへ来ました。話は三分ほどで終わりましたが、最後に予約制まつ毛施術の確認者だけは紙に残します。小さな手間を省かないところに、株式会社水庭相談所の癖があります。
広げる前に守りたいこと
次に手をつけるなら、神奈川周辺の小さな会社同士で、困った時に仕事を回し合える関係づくりだと話します。とはいえ、株式会社水庭相談所は広告を急に増やすつもりはありません。予約制まつ毛施術を頼む人が「前にも聞いてくれた」と思える距離を、先に守りたいからです。
——地域の会社同士でできることはありますか。
三倉 奈央氏: 「大きく見せるより、明日も同じ温度でセット面に立てることだと思います。予約制まつ毛施術は速さだけで勝てない場面が多いです。断る理由、待ってもらう理由、もう一度頼まれる理由を、自分たちの言葉で持っておきたいです」
取材後、セット面では次の予約制まつ毛施術の準備が始まっていました。声は大きくありません。けれど、株式会社水庭相談所では誰が何を確認するかが自然に決まっていました。神奈川の小さな事業として見た時の現実味があります。