教育・研修

Vol.19

Vol.19 名取市増田の澄川パートナーズが小学生の読解教室で相談を断らないための段取り

2026年1月7日

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PROFILE

会社名:株式会社澄川パートナーズ

代表者名:三倉 智久

所在地:宮城名取市増田

設立年:2013年

従業員数:45名

事業内容:小学生の読解教室、外国人スタッフの日本語支援、地域企業向けの相談対応

サイト:vol19-education.example.jp

宮城の住宅地から少し入った場所に、株式会社澄川パートナーズはあります。入口の棚には小学生の読解教室に関するメモが残され、三倉 智久代表は「ここを雑にすると後で戻ってくる」と話します。

会社の癖が見えた最初の失敗

株式会社澄川パートナーズの創業から数年は、来た仕事を断らないことが正しいと思っていました。ところが2019年の春、小学生の読解教室の納期が三件重なり、配布資料の山に残ったメモだけでは段取りを戻せなくなりました。

——数字の見方はいつ変わりましたか。
三倉 智久氏: 「きっかけは格好いいものではありません。大人数講義をやめたあと、予定表より人の顔を先に見るようになりました。小学生の読解教室は段取りの乱れがすぐ表に出ます。小さい会社ほど、無理の出どころをごまかせません」

転機は、大きな投資より小さな線引きだった

株式会社澄川パートナーズでは、案件ごとの採算だけでなく、準備にかかる手間、担当者の得意不得意、翌週に残る疲れまで見ます。たとえば小学生の読解教室の依頼でも、短納期で説明が薄いものは一度立ち止まる。逆に外国人スタッフの日本語支援のように小さく見える相談でも、次の関係につながるものは丁寧に拾います。

配布資料の山にある表は、外から見るとただの走り書きです。納期、数量、連絡待ち、迷った理由。そこに整った言葉はありません。けれど三倉 智久代表は「書いた本人が翌週読めるなら十分」と言います。判断を飾らず残すことが、同じ迷いを減らしています。

こだわりは、説明よりも段取りに出る

——新人に最初に伝えることは何ですか。
三倉 智久氏: 「任せる前に、どこで迷うかを聞きます。宿題を増やす前に例題を減らすだけでも、次の人の入り方が変わります。立派な資料より、その日の現場で使える一言の方が残ることがあります」

配布資料の山では、担当者が外国人スタッフの日本語支援の段取りを確認していました。三倉 智久代表は「それ、誰が次に見る?」とだけ返します。答えを渡し切らないことで、小学生の読解教室の次の担当が使える記録に変えていました。

次に残したい仕事、残さない仕事

次に手をつけるなら、名取市増田の顧客から来る細かな相談を、担当者任せにしない受付の形づくりだと話します。とはいえ、株式会社澄川パートナーズは広告を急に増やすつもりはありません。小学生の読解教室を頼む人が「前にも聞いてくれた」と思える距離を、先に守りたいからです。

——次の10年で残したい景色は何ですか。
三倉 智久氏: 「続ける会社には、派手ではない約束が必要です。株式会社澄川パートナーズなら、いつ返事をするか、どこまで見るか、何を断るか。そこを曖昧にしないだけで、お客さんもスタッフも少し楽になります」

帰り際、配布資料の山には次の予定を書いた小さな紙が残っていました。三倉 智久代表はそれを見て、「こういう紙が一番あとで効くんです」と笑います。こうした名もない紙には、続ける会社に必要な細部が宿ります。

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