教育・研修

Vol.89

Vol.89 仙台市若林区の水庭企画が外国人スタッフの日本語支援で常連客との関係を深める方法

2025年6月9日

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PROFILE

会社名:株式会社水庭企画

代表者名:岩瀬 大地

所在地:宮城仙台市若林区

設立年:2008年

従業員数:20名

事業内容:外国人スタッフの日本語支援、小学生の読解教室、地域企業向けの相談対応

サイト:vol89-education.example.jp

仙台市若林区のオンライン配信用の机で、岩瀬 大地代表は外国人スタッフの日本語支援の納品前チェックをしていました。派手な発表はありません。けれど、講師の説明を録音して直すという一つの癖に、この会社の続け方が出ています。

会社の癖が見えた最初の失敗

株式会社水庭企画の創業から数年は、来た仕事を断らないことが正しいと思っていました。ところが2011年の春、外国人スタッフの日本語支援の納期が三件重なり、オンライン配信用の机に残ったメモだけでは段取りを戻せなくなりました。

——会社の方向を決め直した瞬間はありますか。
岩瀬 大地氏: 「狙っていたというより、大人数講義をやめたことが先でした。売上だけ見れば痛かったです。でも、そこで受け方を変えなければ、20人の会社なのに一人の我慢で回す形になっていたと思います。今は月末に9項目だけ、現場のメモを見返します」

転機は、大きな投資より小さな線引きだった

株式会社水庭企画では、案件ごとの採算だけでなく、準備にかかる手間、担当者の得意不得意、翌週に残る疲れまで見ます。たとえば外国人スタッフの日本語支援の依頼でも、短納期で説明が薄いものは一度立ち止まる。逆に小学生の読解教室のように小さく見える相談でも、次の関係につながるものは丁寧に拾います。

オンライン配信用の机にある表は、外から見るとただの走り書きです。納期、数量、連絡待ち、迷った理由。そこに整った言葉はありません。けれど岩瀬 大地代表は「書いた本人が翌週読めるなら十分」と言います。判断を飾らず残すことが、同じ迷いを減らしています。

こだわりは、説明よりも段取りに出る

——品質が揺れる前に見る数字はありますか。
岩瀬 大地氏: 「うちは大きな会社ではないので、全員が同じ動きにはなりません。だから講師の説明を録音して直す。それを見て、次の担当が自分の言葉で確認できればいいんです」

別のスタッフが、納期のメモを持って岩瀬 大地代表のところへ来ました。話は三分ほどで終わりましたが、最後に外国人スタッフの日本語支援の確認者だけは紙に残します。小さな手間を省かないところに、株式会社水庭企画の癖があります。

次に残したい仕事、残さない仕事

株式会社水庭企画が次に進めたいのは、宮城周辺の小さな会社同士で、困った時に仕事を回し合える関係づくりです。ただし、岩瀬 大地代表は拡大を急ぎません。宮城で今の顧客が困った時に思い出せる状態を保つ。そこで無理をすると、会社の声が薄くなるからです。

——次の10年で残したい景色は何ですか。
岩瀬 大地氏: 「急ぐ時ほど、何をしないかを決めます。仙台市若林区の仕事は顔が近いので、無理をするとすぐ伝わります。長く続けたいなら、背伸びより約束を守る方が先です」

取材後、オンライン配信用の机では次の外国人スタッフの日本語支援の準備が始まっていました。声は大きくありません。けれど、株式会社水庭企画では誰が何を確認するかが自然に決まっていました。宮城の小さな事業として見た時の現実味があります。

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